サライ隊 2014 ご報告と御礼
様々な仕事に追われ、心身共にバタバタしておりましたので、
ご報告や御礼が遅くなりました。
今更ですが、「 サライ隊 2014 」 の皆様、
暑い夏の特練、お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。
前にもお話をしたことがあると思いますが、
サライ隊を一人でお手伝いするようになって、今年は4年目の夏。
それぞれに苦難があり、それぞれに物語があり、
そして、それぞれにチームの色がありました。
なかなかうまくいかないのに、最後に来て急に伸びるチームがある反面、
ある程度までの仕上がりは早いのに、最後のひと押しに時間がかかる年もあり、
今年は、後者でした。
80%くらいまでの仕上がりは、恐らく、今までの中で一番早かったと思いますが、
そこからは、なんとなく、一進一退という感じでしょうか。
また、今年のチームの特徴は、リーダー役の方がいらっしゃらなかったこと。
皆様、とても大人で大人しい ・・・ それだけに、お互いに気を使われ、遠慮されている印象がありました。
もちろん、今までのサライ隊も、お互いに気を使う、心優しき方々でした。
けれど、そんな中でも、毎年、なんとなく、どなたか1人、若しくは2~3人の牽引役が
出てこられていました。
伺ったことはありませんが、特に、話し合って決められたわけではないと思います。
牽引役の有無が、どういう関係なのかはわかりませんが、
「 サライ隊 2014 」 に、なんとなく、「 WA 」 を感じなかったのは事実です。
WA ・・・ 和 ・・・ 輪 ・・・
みなさん、とても真面目に取り組んで下さっているのに、
魂がぶつかり合うような、そんなWAが見えませんでした。
そんな中、今年は、チャレンジもありました。
「 負けないで 」 の手話コーラスの練習です。
年による、サライの完成度や特練回数により、
「 負けないで 」 の練習は、手拍子だけだったり、手話コーラスだったりでしたが、
今年は、80%の仕上がりから停滞が続いたので、突破口にならないか、と、
サビのところだけですが手話コーラスを覚えて頂きました。
実際の舞台の上で、それを演じて頂くかどうか・・・
突破口にするつもりだった 「 負けないで 」が、
事務局の S さんと私の、1つの大きな、そして苦しい課題になってしまいました。
手話訳をお伝えし、練習もしておきながら、舞台上では手拍子だけでにしましょう・・・ということは、
今までありませんでした。
けれど、一生懸命練習をしてくださっているのに、
どうしても、サライのWA を感じられないという未完成感の、その一因が、
息抜きのつもりでお教えしたプラスアルファの 「 負けないで 」 だとしたら・・・
今まで、先輩から渡されていた 「 サライ 」 のバトンの色が、
くすんでしまうかもしれない・・・ そんな不安さえ感じた私たちでした。
結論を、当日の、わずかな時間の特練の 「 サライ 」 の出来に委ねました。
しかし、結果は 「 保留 」 。
「 サライ 」 の完成度が下がっていたのです。
完成度というより、迫力に欠ける・・・といった方が的確かもしれません。
ただ、ここで、「 負けないで 」 を手拍子だけにするという結論を出すこともできませんでした。
「 サライ隊 2014 」 の皆様の、本当に誠実な努力も、確かに拝見していたからです。
技術的な完成度に、なんの遜色もなかったのです。
それ以上を求めるのは、私たち二人の 「 欲 」 でしかなかったかもしれません。
ここで、私は逃げました。
私には、答えが出せない・・・
S さんにお任せをしました。
少し立場が違うこともあり、指導者ではなく、隊の責任者である彼女に、最終決定権を委ねたわけです。
ただ・・・ 祈るような思いであったことは確かです。
お願い! 演じさせてあげて・・・!
そして、不安だったことも確かです。
私たちにとって、これほど苦しい24時間テレビ当日はありませんでした。
二人で何度も話し合いながら、結局、ため息で終わってしまいました。
どうしよう・・・
どうしよう・・・
二人で、何度、この言葉を交わしたでしょうか。
テレビでは、ほんの一瞬しか映し出されなかった今年の 「 サライ隊 」でしたが、
こんなドラマがあったんですよ。
そして本番。
S さんは、舞台袖で、私は、関係者であふれるアリーナで、共に、手を動かして見入っていました。
その完成度がどうだったか・・・。
今、思い出しても、喉元が痛くなるような、
見事な手話コーラス 「 サライ 」 でした。
残念ながら、色々な出演者に阻まれ、9名全員を見ることはできませんでしたが、
少なくとも、私の目に入った方々は、本当に、一糸乱れずという言葉がぴったりの 「 サライ 」 でした。
そして・・・
明るく、元気の良い・・・
「 負けないで 」 でした。
その WA は、一体どこで生まれたか ・・・。
私が、どこでそれを感じたか ・・・。
夕食を終え、本番のための最後のメイクも終えた頃の控えブースです。
誰からともなく、手話の位置や顔の向きなどの確認をされ始め、
「 今更ですが ・・・ 」 と、私に確認を求め、そしてまた、お互いに合わせられている姿を拝見し、
大丈夫だと確信しました。
前に出て、「 負けないで 」 の最終注意とストレッチ替わりの 「 両手指文字 」 をお誘いすると、
一緒に手を動かして下さいました。
ここで、初めて 「 WA 」 を感じました。
失礼な言い方になりますが、本当に頼りな気なチームでした。
けれど、最後は、本当にお見事でした。
選考会で選ばれなかった仲間たちの思いも込めての、立派な 「 サライ隊 」 でした。
また、顔も知らない後輩たちにエールを送って下さった先輩の皆様。
ありがとうございました。
サライ隊 2011 の皆様は、同期の方々と 「 Hand of Music 」 を作り、
活動を続けていらっしゃいます。
私も、お仲間に入れて頂いていて、実は、昨日も、外部出演を拝見しに行って参りました。
休会中のお仲間からは、特練中に差し入れを頂き、
また、当日、たくさんの応援メッセージを頂きました。
サライ隊 2012 の方々の中には、やはり同期の方とご一緒に、
私が講師をしている 「 歌で覚える初めての手話 」 ( 読売カルチャー北千住 )に通って下さる方々がいらして、当日、素敵なメッセージとともに、差し入れをくださいました。
サライ隊 2013 の皆様は、放送はまだまだなのに、
「 ラインでつながりながら見ています。 全員、テレビの前にスタンバイしています 」という
メッセージを下さいました。
このチームは、スクール卒業後も、毎週のように、飲み会を開いているとか。
何度かお誘いを頂きましたが、毎回大爆笑の、お腹の痛~いチームです。
あの飲み会は、今も続いているのでしょうか。。。
私の同期の方々からも、暖かいメッセージを頂戴しました。
幸せな夏を、今年も過ごさせていただいたこと、
この場をお借りして、支えて下さいました皆々様に、御礼申し上げます。
本当に、本当にありがとうございました。
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by sikisaisommeliere | 2014-09-14 17:37 | 手話 | Comments(0)