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増元信子さんについて


 農閑期に入り、本格的に家庭内引っ越しをしています。

 つまり、模様替え。

 何かと便利なので、ダイニングテーブルでお仕事や勉強をしてきたのですが、
来年秋に、新しいお仕事が始まりそうなのと、
私も「働き方改革」なんぞをしてみようかいなと一念発起!
 
 物置にしていた一室を、私の仕事部屋にしようと思いたちました。
 
 主人も書斎があるんだから、私も持っていいよね~~~という感じです。

 今まで、色々な部屋に分けて置いていた書棚などを
その部屋にまとめるため、死蔵していた諸々のチェックをしているのですが、
色々なものが出てきて、自分のふがいなさに呆れたり、
逆に、いろんなことをやってきたなぁと、我ながらを感心したり・・・。

 そんな中、昨日、不思議な体験をしました。

 私が拝命している「色彩検定協会認定色彩講師」資格は、
認定後、3年ごとに更新のための「色彩に関する研究発表」を4回行なうことになっています。
 
 それを超えていますので、もう、その準備からは解放されているのですが、
過去の資料が出てきました。

 テーマは「カラーリボンキャンペーン」。

 先日、北千住での手話講座で話したことだったので、
あら!と、その偶然にも驚いたのですが、
パラパラと中を読んでいて、手が止まりました。

 「ブルーリボン」のページです。

 「北朝鮮による拉致被害者家族会」が掲げるブルーリボン。

 その発表資料の最後の方に、ある方の、ある言葉を挙げていました。


 「るみ子、日本を信じろ」
 
 1978年に拉致されてしまった増元るみ子さんのお父様の言葉です。

 この言葉を胸に、家族会の一員として尽力されていた増元正一さんは、
心を残したまま、2002年10月に亡くなられました。

 そして、その後、待ち続け、待ち続け、待ち続けて頑張っていらしたお母様、
増元信子さんが、昨日12月12日の朝、やはり心を残したまま旅立たれました。

 昨朝の報道を、胸を掴まれる思いで拝見していた直後のこの偶然に、
言葉をなくした次第です。

 なぜ、解決できないのでしょうか。
 
 今年の漢字は「北」とのこと。

 脅威に脅威で対抗して、良い結果が得られると、
本当に信じているのでしょうか。

 悲しみと切なさと怒りで過ごした一日となりました。

 でも、この思いを、一日で終わらせてはいけないのです。

 何かしなければ。。。


 増元信子さんのご冥福と、事件全面解決を心から望みます。


   

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by sikisaisommeliere | 2017-12-13 07:20 | Comments(0)